7.28.2009

両神山八丁尾根 

西武秩父まで電車、そこからバスtoバスと乗り継ぎ坂本から八丁峠へ登り、西岳、東岳と経て剣が峰の八丁尾根ルートを縦走してみた。 最近は尾の内沢道ルートとともにあまり登山ルートとしては利用されてないみたいだ。 この日も私一人だけだったようだ。




予定していた早朝の電車に乗り遅れた為、小鹿野町で2時間のバス待ちは、いやだ!そこで、バスルートを二時間近く歩いて、途中のバス停で10分くらい待ち、登山口の坂本行きに乗る。この辺のバス停は上り車線にしかなく、その反対側でバスを待つ。





坂本ルートはかなり崩れていて、800から950メートル付近の登山道は不明箇所が多いが、リボンのおかげで、迷うことは無い。道は岩や大きな石がゴロゴロしてて、フラットに歩けない。


ようやく八丁峠に登り切るが、約半年ぶりの登山はきつく、最後のツヅラ折ののぼりは息が上がる。


昨年は2週間に一度の奥武蔵や奥秩父のトレッキングをこなして、足腰も上々だったが、今年の2月に足首を痛めて5ヶ月間ビッコ状態、その後の初登山で不安もあったが、やはりかなり息が上がるし膝元が不安定。 思ったとおり、標準タイムの3倍近くかかり八丁峠に登りつく。行蔵坊の頭の手前から鎖場が現れ、ここからはやせた岩稜とクサリの連続でわくわくするが、半年ぶりの登山再開コースとしてはかなりきつかった! 目の前に垂直の鎖場が、このとき17時。

何とか西岳にたどり着き、ほっと一息。下の写真は東岳に向かう途中の鎖場を上り切ったところ、画面左は大キギの岩峰で、このとき時間は19時。。。相当遅いペースで自分でも信じられない、こんなにへばってヘタヘタになったのは初めてだった。遠方に見える夜景は角度からして東京多摩地区だろうか?
予定では清滝小屋キャンプ場まで進むはずだったが、とても無理と判断し、東岳を下ったところの小さく狭いコルに強引にテントを張る。HILLEBERG SOULO のデビューがまさかここだとは思ってもいなかったが、ダウン寸前の体でも設営はすばやく出来、何も食わず飲まずでとにかく寝た!

1600メートル地点で夜8時過ぎであったが、意外と暖かい。薄手のフリースとモンベルのULコンフォートマットだけで寝たが、深夜に雨の音で目が覚めたときに寒さも感じ、シュラフカバーにくるまり、テントのインナーの右半分はメッシュパネルのままにして、再び眠りに落ちる。朝4時に起床、即テント撤収したが、このテントは撤収も実にスムーズである。深夜に降った雨の濡れは無く、表面はサラサラしてて撤収にストレスを感じさせない。

ここで、ビバーグしたが為に早朝の剣が峰を展望できる、朝食も取らず剣が峰への最後の鎖場を登る。

6時に前に剣が峰に到着、晴れていて良かったが、遠方はかなりガスっていて、富士山などは見えない。しかしドライアイスのような流れる雲の群れは見事だった!

剣が峰から清滝キャンプ場目指して下山開始。しかし、ひざはガクガクで、昨年同じコースを降りたとき時より2倍以上の時間がかかった。
やっとキャンプ場にたどり着く、ここで、昨日の朝食以来はじめての食事を取る。
今回はバテルだろうと思っていたその通りになったが、初めての八丁尾根では地形図の読みが不十分で、鎖場の連続はガイドブックで知ってはいたが、こんなに投降の激しさは読めなかった。
さらにここの岩場はスラブ岩で、足がかりが悪く、滑りやすい。靴はクライミング用のものが良いだろう。

7.13.2009

new tent


第一回目の投稿はHillberg社のソロテントSOULOの紹介をいたします。フットプリントは純正品では無くてMPIのAll Weather Blanket を使用しました。こちらのほうが用途も広く、大きさもソロテントにちょうど良いのです


3本のポールを使いますが、それぞれ深いポールポケットに突き刺すため、しっかりとポールを固定でき、さらに赤、白、青と格ポケットが対で色分けされており、設営で迷うことがありません。3本ポールをポケットに入れた時点で自立します。
フライシートを直接吊り上げ、この中にインナーテントが セットしてあるので、悪天候での設営、撤収でインナーを濡らすことも無く、設営は早いです。


ベンチレーションはこの一箇所のみなのがちょっと残念、二人用のAllak のようにベンチレーションが2箇所欲しいところですし、AKTO みたいな通気性は望めません。夏場の低山ではちょっときついかも?

ベンチレーションの真下のインナー内部からファスナーを開くとメッシュを通して通気を行います。



本体ペグダウンはコーナー6本で、ポールポケットにペグループが縫い付けられていて、ポールごとがっちり固定。


ガイドラインは、12本あり、写真のようにループをポールに巻きつけて、本体とポールを一体化しています。



2本のガイドラインを1本のペグにまとめて、6本のペグダウン。コーナーペグと合わせて12本のペグでテントを強風から守ります。



インナー入り口の半分は内側にメッシュカーテンがあり、外側のパネルは下部に丸めてフックで固定出ます。



アウターに吊り下げれられたインナーの前半分とベンチレーションカバーも取り省いたところです。インナーをすべて取り省き、アウターだけの使用も出来ます。



真後ろ、斜め、側面の写真です、角度によってイメージが異なりますが、非対称形で、風に強い設計なんだそうです。 また、フライはほとんど地面に密着していて、インナーとの間に空気層が出来やすく、冬山など寒さの厳しいところでの保温効果やさらに、雨の日にインナーを濡らさない効果がありそうです。 重さはセットで2.1キロあり最近のソロテントとしては重めですが、パフォーマンスはそれを差し引いてくれると思います。